火災保険で窓ガラスは補償される?「熱割れ」は?対象条件・申請手順を徹底解説!

火災保険で窓ガラスは補償される?

この記事を監修した弁護士

内田裕之弁護士

内田裕之 / インテグラル法律事務所

昭和59年7月 東京都生まれ
平成22年10月 司法試験合格
平成23年12月 弁護士登録
東京弁護士会、登録番号45619 令和4年7月 インテグラル法律事務所にパートナー参画

火災や自然災害だけでなく、台風の飛来物や空き巣被害、そして「熱割れ」などによる窓ガラスの破損も、条件次第で火災保険の補償対象になることをご存じでしょうか。本記事では、火災保険で窓ガラスが補償される具体的な条件から、熱割れの判断基準、申請手順、注意点までをわかりやすく解説します。修理費を自己負担せずに済む可能性を知り、賢く保険を活用しましょう。

【本記事で分かること】
・火災保険で窓ガラスが補償される条件
・破損時の正しい対応手順や、申請の際によくある落とし穴とその回避策

目次

窓ガラスの破損は火災保険で直せる

火災保険というと「火事が起きたときのための保険」というイメージが強いかもしれませんが、実はそれだけではありません。台風や強風による飛来物、空き巣による破損、さらには「熱割れ」と呼ばれる自然現象によるひび割れまで、条件を満たせば窓ガラスの修理にも火災保険が活用できるケースがあります。ここでは、検索者が抱える悩みや、この記事で得られる内容の全体像を整理していきます。

火災保険は「火事」だけじゃない!窓ガラス破損も対象になるケースが多い

火災保険の補償範囲は、火災そのものに限らず「風災」「雪災」「水災」など自然災害による損害や、「飛来物」「落下物」「盗難被害」など日常生活で起こり得る突発的なトラブルにも広がっています。つまり、台風で飛んできた看板が窓ガラスを割った、空き巣が侵入時に窓を破壊したといったケースは、火災保険の補償対象となる可能性が高いのです。さらに、温度差によって自然に割れてしまう「熱割れ」も、条件を満たせば対象になることがあり、知らずに自己負担している人も少なくありません。

火災保険で窓ガラスが補償される条件とは?

火災保険は火事だけでなく、さまざまな理由で起こる窓ガラスの破損にも対応しています。ただし、すべてのケースが自動的に補償されるわけではなく、「偶然性」や「突発性」といった要件を満たす必要があります。ここでは、実際に対象となる代表的なパターンと、対象外になってしまう注意すべきケースを整理して解説します。

自然災害(台風・強風・飛来物など)による破損は基本的に対象

火災保険の中でも、最も多くの人が利用しているのが自然災害によるガラス破損への補償です。たとえば台風や強風で看板や枝などの飛来物が窓にぶつかって割れた場合、あるいは大雪や雹による衝撃でひびが入った場合などは、ほとんどの火災保険で補償対象になります。このような自然災害による破損は突発性が明確なため、申請がスムーズに通りやすいのが特徴です。特に近年は台風や強風による被害が増えており、ガラス破損も珍しくありません。

▼窓ガラスの割れで給付金がおりた事例はこちら

空き巣・いたずら・飛来物など「偶然性のある事故」も補償される

自然災害以外にも、「偶然性」「突発性」がある破損であれば補償対象になる可能性があります。たとえば、空き巣が侵入のために窓ガラスを割った、子どもが投げたボールが偶然窓に当たった、通行車両が跳ね上げた石が飛んできてひびが入った、といったケースです。重要なのは、事前に予測できず、本人の過失や故意によらない事故であること。この条件が満たされていれば、たとえ自然災害でなくても火災保険が使える場合があります。

※空き巣被害にあわれた場合は警察への被害届も忘れずに出しましょう。

補償対象外になるパターン(経年劣化・自損・施工不良など)

一方で、補償されない代表例が「経年劣化」「自損」「施工不良」による破損です。長年の使用でガラスが弱くなって自然に割れた場合や、自分で家具をぶつけて割ってしまった場合、あるいは取り付け時の施工不良によってひびが入った場合などは、突発性や偶然性が認められず対象外となることが多いです。また、熱割れのような自然現象でも、原因が「想定内」と判断されると補償されないケースもあります。どのケースが対象になるのかを事前に把握しておくことが、申請成功の大きなポイントです。

「熱割れ」とは?火災保険で補償される可能性と注意点

窓ガラスの破損には、台風や衝撃といった明確な原因がある場合だけでなく、「熱割れ」と呼ばれる自然現象によるひび割れもあります。特に熱割れは一見すると自然劣化のように見えるため、「保険の対象にならないのでは」と誤解されがちです。しかし、火災保険では条件次第で補償されるケースもあり、正しく理解しておくことで自己負担を避けられる可能性があります。

窓ガラスの熱割れとは?

熱割れとは、日光や暖房などの影響でガラスの一部だけが急激に加熱・膨張し、他の部分との温度差によって内部応力が発生してひびが入る現象です。特に冬場の窓際やカーテンで日光が一部だけ当たる環境などで起こりやすく、外部からの衝撃がないのに突然割れるのが特徴です。見た目は自然に入ったひびのように見えるため、原因の特定が難しいことも少なくありません。

熱割れが火災保険で補償されるケース・されないケース

火災保険で熱割れが補償されるかどうかは、「偶発性」「突発性」があるかどうかが大きな判断基準です。たとえば、通常想定されない強い直射日光や、異常な気温変化などが原因で突然割れた場合は、補償対象になる可能性があります。一方、長年の設置環境や構造上の問題で徐々にストレスが蓄積して起きた熱割れは「経年劣化」とみなされ、対象外と判断されるケースが多いです。

基本的には不測かつ突発的な事故であれば補償される可能性が高いですが、加入条件により補償されないケースもありますのでご注意ください。

保険会社熱割れの補償
損保ジャパン「建物」に加入している場合に支払い対象
東京海上日動保険の開始した日により異なる
【開始日が2019年9月30日以前】
原則対象外

【開始日が2019年10月1日以降】
・保険の対象が「建物」であり、かつ「破損等リスクの補償」をご契約いただいている場合
・保険の対象が「動産(家財、設備・什器等、商品・製品等」であり、かつ「借家人賠償責任・修理費用補償特約」をご契約いただいている場合

火災保険の申請は災害・事故から3年以内と決まっています。火災保険が使えるか判断がつかずそのまま放置しておくと給付対象だったのにも関わらずおりない可能性が高まります。被害箇所を見つけたらまずはプロレバへご相談ください。
プロレバではこれまで4万件以上の物件を調査し、平均100万円以上の給付実績があります。完全成果報酬で、万が一保険がおりなかった場合は手数料ゼロ。リスクなしでご利用いただけます。

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窓ガラス破損時の申請から修理までの流れ

窓ガラスが割れたとき、「とりあえず片付けよう」「すぐに修理業者を呼ぼう」と慌ててしまう人が多いですが、火災保険の申請を見据えるなら正しい手順を踏むことが重要です。手続きを誤ると本来受けられるはずの補償が認められないケースもあるため、ここでは破損直後から修理完了までの流れを順を追って解説します。

① 証拠写真の撮影

最初に行うべきなのは「現場の記録」です。火災保険の基本は「申請の後に修理」です。

破損状況が残っている方は、まずは写真を撮影しておきましょう。また、原因がわかる場合は(飛来物や工具など)それも一緒に撮影しておくと、申請時の説明がスムーズになります。

② 火災保険申請サポートへの連絡

次に行うのが火災保険申請サポートへの依頼です。申請サポート会社はいくつかありますが、迷われた方はプロレバへご相談ください。調査件数は4万件越えと業界トップ水準であり、手数料は業界最安値の28%(税別)です。成果報酬型ですので保険がおりなければ手数料0円です。

③ 保険会社へ申請・審査後、保険金受け取り・修理実施

プロレバにご連絡いただいた後は、保険証券を確認させていただき、実際に現地調査を行います。被害報告書や写真を準備いたします。ご自身で申請することで手数料を払わずに済みますが、申請サポートを利用することで、ご自身では気が付かなかった被害についても保険金を受け取ることができます。

保険会社への提出は加入者様に行っていただく必要があります(法律で決まっております)。その後、保険会社から鑑定人が調査に来て給付の有無、金額が決まります。

※火災保険申請前に修理してしまった場合は?

先に修理してしまった場合でも申請することは可能です。その場合はお早めにご相談ください。お手元に修理前の写真があるとよりスムーズに申請することができます。

まとめ|「熱割れ」も含め、窓ガラス破損は火災保険で直せる可能性大

窓ガラスの破損は、「火災保険とは無関係」と思われがちな損害の一つですが、実際には自然災害や飛来物、空き巣被害など、日常で起こり得る多くのケースが補償対象となります。さらに、温度差によって自然にひびが入る「熱割れ」も、条件を満たせば対象になることがあり、自己負担せずに修理できる可能性があるのです。大切なのは、補償範囲や判断基準を正しく理解しておくことです。

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Q&A

ここでは、多くの人が特に気にする代表的な疑問をまとめて解説します。細かな条件や注意点を知っておくことで、誤った判断で申請を諦めてしまうことを防ぎ、補償を最大限に活用できるようになります。

Q. 熱割れは自然現象だけど補償される?

熱割れは一見すると自然現象のため「対象外」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。火災保険では「偶発性」「突発性」が認められれば補償対象になる可能性があります。たとえば、想定を超える強い直射日光や急激な温度差が原因で突然ひびが入った場合などは、自然現象であっても「偶発的な事故」として認定されるケースがあります。ただし、長年の使用や設置環境によるゆっくりとした劣化と判断されると対象外になることもあるため、発生状況の記録や写真の提出が重要です。

Q. ペアガラスや防犯ガラスなど高額なガラスも対象?

基本的には、ペアガラスや防犯ガラスなど高価なものでも「補償対象の範囲内」であれば火災保険が適用されます。ただし、保険契約時に設定している保険金額や補償範囲を超える部分は自己負担になる可能性があります。特に特殊な素材やオーダーメイドのガラスは費用が高額になるため、契約内容に応じた補償上限を事前に確認しておくと安心です。建物補償と家財補償のどちらに該当するかもチェックしておきましょう。

Q. 少額でも申請していい?等級が下がったりしない?

窓ガラス1枚の修理のような少額な損害でも、条件を満たしていれば問題なく火災保険を使うことができます。自動車保険のように「等級」が下がる仕組みは基本的にないため、使ったからといって保険料が大きく上がることもほとんどありません。ただし、短期間に何度も申請すると保険会社からの印象が悪くなる可能性はあるため、本当に必要な場合に申請するのが望ましいです。迷った場合は、まず保険会社や専門家に相談してから判断するとよいでしょう。

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