エアコンが故障したけど火災保険で補償されるの?保険内容から申請手順までを解説します。

夏は猛暑、冬は寒波と厳しい日本においてはエアコンは必需品のため故障した場合はすぐに修理・交換が必要になります。

しかし、修繕には費用がかかるもの。急な出費はできるだけ避けたいものですよね。

実は、エアコンの破損が火災保険の補償範囲であるのはご存じでしょうか?

そこで今回は、エアコンが故障した際に火災保険は使用できるのはどんな例があるのか、また申請の手順や保険内容の細かなところまでを解説します。

エアコン修理・交換にお悩みの方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。

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エアコン修理・交換が火災保険で申請できる損害例は
エアコン修理・交換が火災保険で申請できない損害例は
エアコン修理・交換の火災保険の申請手順
エアコン修理・交換時の保険金をきちんと受け取るために

目次

エアコンが故障した場合どうすれば良い?

エアコンを年中稼働している方も多いかと思いますが、突然故障してしまうと日常生活に支障をきたします。

早く修理・交換するべきですがやはり費用が気になるところです。

そんな時は、火災保険の補償でエアコンの修理・交換が可能か調べて、可能な場合は申請するのが望ましいです。

火災保険の補償内容は火災だけではない

火災保険は「火災」という言葉がつくことから火災のみの保険と勘違いされている方が多いです。

しかし、火災保険は「火災」だけでなく台風や大雪などの自然災害を始め、幅広い被害に対して補償があります。

もちろん今回の例で挙げている、エアコンや室外機の故障もそのうちに含まれることがあります。

プランによって補償の範囲は変動するため、ご自身の火災保険契約内容は万が一に備え事前に確認しておきましょう。
また、これから加入する場合はライフスタイルや家族構成、地域の特性に合わせた内容にしておくことで適切な費用で緊急に備えることができます。

火災保険の補償対象

火災保険は「火災」以外でも補償されることは先ほどの説明でもわかりましたが、具体的には他にどのような損害が含まれるでしょうか?

火災保険の主な補償対象は下記となります

  • 火災
  • 破裂・爆発
  • 落雷
  • 風災
  • 雹(ひょう)災
  • 雪災
  • 水災
  • 水濡れ
  • 盗難
  • 飛来・落下・衝突
  • 騒上など
  • 破損汚損など

上記の中で、エアコンの故障被害が発生することの多い物だと「火災」「風災」「落雷」「雪災」「雹(ひょう)災」「(破損・汚損)」などが挙げられます。

詳しい被害内容に関しては次節以降で紹介します。

エアコン修理・交換が火災保険の補償対象となる損害例

一部特約などのプランを追加することで補償が適用されるなど保険会社によっても違いますので注意が必要です。

エアコンは建物としての扱いになる

火災保険の補償範囲は多岐に渡りますが、火災保険はその区分がやや複雑で、保険の対象が建物か、家財かという区分でも内容が変わってきます。

前提としてエアコンや室外機は建物に含まれます。

一見家財に含まれる気もしますがこれは、建物に取り付けられたものは建物の一部として扱われることから来ています。

「家財か建物かで違いはあるのか?」
「どちらも変わらないのでは?」

と思われがちですが、保険の契約内容によっては「どちらか一方しか補償の対象ではない」なんていうこともあります。

上記のことから、損害のあるものが火災保険において家財か建物かは非常に重要なポイントであるということが分かってきます。

すぐに修理・交換しても良い?

猛暑の夏や、極寒の冬にエアコンが故障した場合どうしたら良いでしょう?

特に真夏や真冬などの時期にエアコンがなければ死活問題となるため、早急に対処が必要です。

この時、エアコン修理・交換で火災保険の補償で受ける場合は申請が通り、保険金が降りるまでずっと我慢していないといけないかと言うとそうではありません。

火災保険はエアコンに限らず損害箇所を修理、修繕した後でもその被害を遡って申請することができます。

ただしここで一つ注意が必要なのが、この場合、損害が発生した証拠として修繕前の状況を写真などで収めておく必要があります。

後から、あの時写真を撮り忘れたなんてことにならないためにも緊急の際は、ぜひこのことを思い出してください。

エアコン修理・交換が火災保険の補償対象となる損害例

ここまで、火災保険の概要とエアコンの故障が火災保険の補償で適用されるということを説明してきましたが、

実際にどこまでの損害の場合適用対象となるのか具体的な内容が気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。

この章ではエアコンの修理・交換が火災保険の補償対象となる一般的な損害例を紹介します。

火災が原因でエアコンが焼けて損傷した

これは一般的に認識されている損害例ですが、

火災の影響でエアコンが焼けて損傷した場合は火災保険の補償対象となります。

落雷の影響でエアコンが損傷した

落雷の過電流が影響してエアコンが損傷したなどの例でも、火災保険の補償範囲である「雷災」による損害ですので補償対象となります。

子供が遊んで物をエアコンにぶつけて故障してしまった

子供が遊んで物をエアコンにぶつけてしまった場合ですが、一見火災保険では補償されないかと思われがちですが、「破損・汚損等」に含まれます。

不測かつ突発的な事故と認められればこちらも火災保険の補償対象となります。

火災保険の破損・汚損とは?どこまでが補償されてどこから補償されない基準は?

強風による飛来物が室外機に当たり動かなくなった

室外機も建物として含まれるため、室外機が飛来物にあたって故障した場合は「風災」にあたりますので補償対象となります。

その他の補償対象の損害例

上記で挙げた損害例は一部でその他にも、

  • 落雪の重みで室外機が故障した
  • エアコンの室外機が盗まれた
  • エアコンの水漏れによる被害

など一言にエアコンと言ってもその損害例は多岐に渡ります。

おさらい:覚えておこう

先ほどから何回か出てきましたが、室外機もエアコンと同じく補償の対象です。
室外機はエアコンとは違い、基本的に外に設置されてるため自然災害の被害を受けやすいのも特徴です。

もう一つ、エアコンの被害と関連性が強いのが水漏れ被害です。

この水漏れ被害も「旧排水設備の故障」が原因の水漏れの場合は火災保険の補償対象となるため合わせて覚えておきましょう。

水漏れってどんな被害??

エアコン修理・交換が火災保険の補償対象とならない損害例

エアコンの修理・交換が火災保険の対象になる損害例は意外にも多くあるとお分かりいただけたかと思いますが、
エアコン、室外機の被害であればどのような損害例でも補償対象になるわけではありません。

火災保険には免責が存在します。

免責とは損害があった時に、

「このような場合は保険金の支払いはしませんよ」

とあらかじめ示してある事柄のことです。

ここでは補償対象とならない損害例を紹介します。

火災保険の申請時には気をつけておきたい・避けておきたいトラブルなどもあるため、ここで事前に把握しておきましょう。

経年劣化

エアコンの損害、故障の原因が経年劣化の場合、上記で挙げたように自然災害による被害ではないため火災保険の補償対象外となります。

経年劣化による損害は、エアコンに限らずどの被害に関しても該当しますので誤って申請しないように注意しましょう。

経年劣化の判断は難しく、保険会社の基準にもよりますが、一般的には購入・設置から10年以上経過しているなどに関しては経年劣化と判断されることが多いでしょう。

個人で判断が難しい場合は火災保険申請サポートなどの専門家に見てもらうことをおすすめします。

故意または、重大な過失がある場合

火災保険は、補償の対象となる場合であってもその発生原因が故意または重大な過失の場合は保険金は支払われません。

また、故意または重大な過失で保険金を請求した場合は虚偽の申告となり、最悪の場合、詐欺罪に問われることもあります。

自作自演の被害などは十中八九保険会社に見破られますので絶対にやめましょう。

火災保険の不正請求がバレたら捕まる?悪徳業者の具体的な手口も紹介!

被害発生から3年を超えてしまう場合

火災保険には申請期限が存在し、自然災害による損害を受けてから3年経過すると保険金請求の権利が消滅します。

これは被害を受けてから時間が経てば経つほど、損害の因果関係を説明することが困難になってしまうからです。

そのため、特別な理由がない限りは被害を放置せずなるべく早く申請することをおすすめします。

損害額が免責金額を下回る場合

火災保険には契約者が自己負担しなければならない「免責金額」があらかじめ設定されています。

この自己負担は2つの方法があり

一定の免責金額を定めて、被害額からその免責金額を引いて支払われる」免責方式(エクセス方式)

または、

一定の損害額を超えたら全額が支払われる」フランチャイズ方式

があります。

例えば、落雷によりエアコンが故障した場合、

20万円の損害額の例だと、免責金額が15万円とせってされている場合、

フランチャイズ方式では、免責金額の15万円を損害額20万円が上回っているため、損害額20万円全額が保険金として支払われます。

一方で免責方式の場合だと、損害額20万円から免責金額の15万円を差し引いた5万円が保険金として支払われます。

エアコン修理・交換時の火災保険の申請の手順

ここでは実際にエアコン故障時の火災保険申請手順について解説します。

火災保険の申請は、火災保険の加入者本人が行います。

申請ではやることが多くなりますので、いざその時に戸惑わないように参考にしてください。

STEP
被害状況の把握

まずは被害状況の把握をしましょう。

エアコン故障では以下の被害が挙げられます。

  • 火災が原因でエアコンが焼けて損傷した
  • 落雷の影響でエアコンが故障してしまった
  • 落雪の重みで室外機が故障した
STEP
申請サポート会社に相談

被害状況を把握できたら次に、火災保険申請サポート会社に相談し、無料調査を依頼しましょう。

火災保険申請サポート業者を利用すれば、実際に保険金の請求が可能かどうかが分かりますので安心して申請を進めることができます。

STEP
現地調査、資料作成

火災保険申請サポート会社による物件調査が行われます。

プロの調査員が建物を調べることで、見落としなく被害を調べてもらえます。

調査には立ち会いが必須ですが、大体1〜2時間程度で完了します。

その後、被害状況に合わせて見積書などを作成します。

この現場調査により、受け取れる給付金額が大きく変わってきます。

STEP
保険会社へ申請

申請可能な被害が見つかった場合、契約している保険会社へ連絡します。

保険会社に伝える内容としては、

  • 契約者のお名前
  • 被害にあった日時や被害箇所
  • 被害の状況や原因

などがあり、初回の連絡は、数分で終了します。

保険会社から聞かれることもあるため少々不安に感じられるかもしれませんが、申請サポート会社はこの返答内容についてもサポートしてくれるため問題ありません。

その後、保険会社から送られてくる書類と、調査で作成した見積書などを合わせて送付し、申請します。

火災保険の申請で必要となる主な書類

  • 保険金請求書
  • 事故状況説明書
  • 修繕見積書
  • 損害明細書損害箇所写真・図面

詳しい記入方法はこちら

STEP
給付決定、振込

書類送付後、保険会社の方で審査を行い、場合によっては鑑定人による調査が入ります。

調査後、審査の通知があり、保険金が支払われます。

成功報酬として、火災保険申請サポート業者に手数料を支払います。

一般的には保険金で修繕や買い替えなど行いますが、原則使い道はその限りではありませんので使用用途は自由となります。

エアコン修理・交換時の保険金をきちんと受け取るために

ここでは、エアコン修理・交換時の保険金を受け取るために、知っておきたいポイントを紹介します。

自己判断しない

特に被害発生から少し時間が経過している場合は、経年劣化との見分けがつきづらくなるため、リスク対策のためにも、プロの調査員など第三者に見てもらうのがおすすめです。

申請サポート会社を活用する

火災保険の申請サポート会社は数々の自然災害による被害を調査してきているので、正確かつ隅々まで調べて被害を見つけてくれます。

また、被害箇所はエアコン、室外機だけには限りませんので、思わぬ見落としによる損害箇所も発見してもらえることもあります。

ここで一点注意点があります。

申請サポート会社はたくさん存在しており中には、

「無理やり自然災害として申請する」
「被害がないにもかかわらず自作自演で屋根などを壊して申請する」
「途中キャンセルなどで高額なキャンセル料、作業料を請求する」

など悪質な業者も存在するので申請サポート会社を選ぶ際には慎重に調べてください。

再審査も可能

火災保険はいざ申請したとしても必ず保険金が受け取れるとは限りません

この場合、「再審査請求」という仕組みを使い再審査の要求ができます。

傾向としては一度審査に落ちてしまうと保険会社が一度無責と判断しているため再審査では通りにくいとされています。

そのため、審査落ち自体を避けるためにも、被害が発生してからなるべく早く火災保険申請をするのが良いです。

【まとめ】エアコン修理・交換でも火災保険は適用される!

まとめ
  • エアコン、室外機は火災保険の補償対象となる
  • エアコン、室外機は建物として保険の対象に含まれる
  • 被害に気づいたらなるべく早く申請する
  • 事故判断せずプロの調査員に見てもらい申請のサポートしてもらうのがおすすめ

エアコンの修理・交換でも火災保険の補償の適用となります。慎重かつ迅速に行うことが大事です。

申請には火災保険申請サポート会社を利用するのがおすすめです。

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